ガザニア 冬にも輝く太陽の使い
冬の間も色あせることのない緑を保つガザニア。
先日の暖かさにつられてか、近くの公園で1月にも花を咲かせていました。
ガザニアは、晴れた日の日中にのみ咲きます。
すくっと太陽の方角に顔を向けている姿は、まるで太陽の申し子。
鮮やかな色は、太陽のエネルギーを放っているようで、見ているだけで元気になります。
和名では、「勲章菊」という名前がつけられています。
「あなたを誇りに思う」というガザニアの花言葉がとてもしっくりくる名前です。
明治時代につくられた日本の勲章制度。
一番最初に制定された勲章は、日の出を表す旭日章。
二番目に制定されたのが、菊をモチーフにした菊花章。
生花が勲章として使われたらいいのになと思って花をながめていたら、「みどりのゆび」が頭に浮かびました。フランスの作家、モーリス・デュリオンの作品です。
「花があふれる平和な世界には、金属でつくったメダルは必要ないね」と主人公チトの声が聞こえてくるようです。