小さな自然と遊ぶ日々

豊かさに導く自然、私のひらめきの源     (クロード・モネ)

自由の味のするお茶

さやかわな清涼感あふれるミントティー

ちょっとエキゾチックなレモングラスのお茶。

色々な味のハーブティーがありますが、自由の味のするハーブティー

一体、どのハーブを使っているのでしょう。


自由の味のするハーブとは?

答えは、セイタカアワダチソウ

秋に黄色い花を咲かせます。

日本には明治時代に紹介された、北米原産の植物。

治癒力があることで知られ、学名のSolidagoはラテン語で「強くする」という意味です。

自由の味と呼ばれた理由

アメリカの独立戦争の引き金となったボストン茶会事件

イギリスの植民地政策に反発したアメリカの人々が、ボストン港の船に積まれた紅茶を海に投げ捨てた事件です。

事件のあと、さらに圧力をかけてきたイギリスに対し、紅茶は飲まないと不買運動が広がりました。そのときに、飲まれたのがセイタカアワダチソウのお茶。

不自由な紅茶に対する、自由のシンボルです。

お茶に向いている種類

150種以上あるというセイタカアワダチソウのなかで、お茶に向いているのはSolidago odora、スイート・ゴールデンロッドだそうです。

中国にも輸出されていたというセイタカアワダチソウのお茶。

一度、試してみたいです。

 

References

コリンズ, https://www.collinsdictionary.com/jp/dictionary/english/solidago

ジル・デイヴィーズ, 2018, カラー図鑑ハーブの秘密, 西村書店

Goldenrod Glorified, Eat the Weeds, https://www.eattheweeds.com/solidago-odora-liberty-tea-2/