ハイビスカスのお茶
四国の海の近くでは、11月でもハイビスカスが咲きます。
朱色のハイビスカスが太陽の陽ざしに向けて、すくっと顔をあげている姿がいつまでも見られる。朝晩は寒いけれど、日中はぽかぽかして暖かいのがうれしい地域です。
この赤いハイビスカスをそのままお茶にできたら!
と願いますが、残念ながらそうはいかない。
ハーブティーのハイビスカスは、観賞用のハイビスカスの近縁種ローゼル。
今年は種を手に入れて、育てることができました。
今年の夏は、灼熱の太陽がギラギラと照りつけるなか、まったく雨が降らず、熱帯出身のローゼルにとっても厳しい環境。ひょろっとした体つきの我が家のローゼルが、台風の強風に吹きさらされるのをみて心配しました。無事にクリーム色の花を咲かせ、実をつけてくれたのには感謝。よくぞ、頑張ってくれました。
実を包んでいる真紅の蕚を煮出してお茶にします。
蕚のなか実は薄緑色をしていますが、これがちょっとぬるっとしていて、オクラと同じアオイ科なんだなと実感。しかも、この実の部分、産地では炒め物などにして食べるのだそうです。葉っぱもしかり。そんなこととは露とも知らず、コンポストにしちゃってました。
来年は、実の部分も、葉っぱも美味しくいただこう。